ノーコード開発ツール

アプリを作るためには、RubyPythonC言語Javaなどプログラミング言語を用いることがスタンダードな開発方法です。
ですが、ソースコードを書かずに視覚的にアプリ開発をするのがノーコード開発です。

ノーコード開発

先ほども申し上げた通り、ソースコードを記述せず直感的にシステムを作り上げることができる開発のことです。
基本的にはドラックアンドドロップでテキストボックスやボタン・入力ボックスを設置し、そのボタンや入力ボックスの動きをメニューから選択すれば、動作もつけることができます。

そのため、詳細に設計をせずとも開発することが可能であり、小規模のアプリであれば数日で公開することも可能にしました。スピード感のある開発が得意とも言えます。
もちろん基本的なプログラミングの知識を持っていればデータベースの考え方や、テーブル作成、画面遷移などの実装方法も掴みやすく慣れるのにも時間はかからないでしょう。

デメリット

プラットフォームへの依存度が高く、開発環境が限られているため、別の開発環境へ移そうとすると不具合が生じてしまう可能性もあります。
また、ノーコード開発ツールを利用する場合は、プラグインも用意されていますが、拡張性に限りがあり独自性は中々出せないようです。
そしてノーコード開発を提供しているのも海外製のものが多いため、日本語に対応しておらず、英語が苦手な方は翻訳しながら使い方を理解する必要があるので、最初のうちは思うように開発が進まないこともあります。私も英語を勉強中のため翻訳しながら四苦八苦触ってます。
とはいっても、社内の業務改善のためなど限定的に使用する目的であれば、ノーコード開発ツールを利用したアプリは環境が限定されていても問題なく利用することができ、独自性が出せなくても見た目の自由度は高いので、差別化を図ることも可能です。
また、日本語対応しているノーコード開発ツールもいくつかあるので、英語に不安がある方は日本語対応しているものを利用することで開発しやすくなります。
現在CMしているサイボウズも、このノーコード開発ツールの一つです。
前職でサイボウズを利用したアプリを社内で使用していましたが、こんな身近にノーコードツールを利用していた例があり驚いております。

ノーコード開発ツールをほんの少し触ってみた

海外製のノーコード開発ツールである「Bubble」を少し触ってみたところ、見た目を作るのにも「Design」から感覚的にエレメント(テキストボックスや入力ボックスといったアイテムのこと)を配置することができ、機能を使いこなせればおしゃれなページを作ることも夢じゃないと思いました。
(まだ使いこなせてないのでおしゃれな見た目を作ることができてません)
また、データベースもメニューにある「Data」からボタンひとつでテーブルを作成でき、フィールド(カラムのこと)も「Create a new field」ボタンを押すだけで追加することができます。
Rubyで言うコントローラーの設定、つまり動作の部分は「Workflow」から設定したり、「Design」で配置したエレメントから設定することも可能です。

感想

なんといっても感覚的に作成していけるので、「プログラミングでアプリ開発している」というよりは「システム開発してる」という感覚になります。どちらもほぼ同じ意味ではありますが作っている時の「次どうしようかな」とか「これ実装しよう」など作っていく順番や感じ方が違いますね。
DB作成して見た目(view)作って動作(controller)をつけるという大まかな流れは、どの言語やツールを使っていたとしてもさほど変わりはないですが、思いついたことを気軽に実装できる点においてはノーコード開発ツールの強みかな、と思いました。
もう少し触って簡単なアプリをさまざまなノーコード開発ツールを使って作成してみたいです!